2022年7月2日からのKDDIによる通信障害でかなり世間が混乱しました。
今回の件を受けて、「KDDIって倒産するのかな・・・?」という疑問を持っている方も多いかと思います。
今回の記事では、
- KDDIが倒産する可能性はある?
- 通信障害によるKDDIの株価への影響は?
- KDDIの今後はどうなる?
- KDDIの今後に対する世間の反応
といった内容をまとめていきますので、ぜひご覧ください。
KDDIが倒産する可能性はある?

KDDIが今回の通信障害の影響を受けて、倒産する可能性はあるのでしょうか。
結論から言うと、「倒産する可能性は低いが、今回の損害賠償次第ではないか」と考えています。
主に以下のようなデータを判断の際に、参考にしました。
- 2022年3月期決算の業績
- 業界でのシェア率
- 通信障害による損害賠償の可能性
それぞれ解説していきます。
2022年3月期決算の業績
KDDIの2022年3月期決算での業績は、簡単に言うと右肩上がりで、業績を伸ばしています。
KDDIのHPには以下のようにまとめられています。
2022年3月期の連結売上高は、前期比で2.5%増の5兆4,467億円となりました。連結営業利益は、前期比2.2%増の1兆606億円と21期連続増益となりました。
親会社の所有者に帰属する四半期利益は、前年同期比3.2%増の6,725億円となりました。
また、1株当たりの配当金は、通期125円を予定 (20期連続増配) しております。引き続き、持続的な利益成長と株主還元強化の両立を目指します。引用:https://onl.tw/rMtyGub
売上高・営業利益ともに伸びておりますので、少なくともKDDIの経営は順調と言えるでしょう。
1株あたりの配当金も20期連続で増配となっていることからも、KDDIが本当に安定している会社であることがわかります。
この安定性から考えると倒産の可能性は低いことが考えられます。
業界でのシェア率
KDDIの基幹事業である「通信サービス」での国内シェア率はドコモに続いて2位となっています。
総務省データを元に業界シェアを調べてみたところ以下のようになっていました。
事業者 | 業界シェア | 前年同期比 |
NTTドコモ | 36.8% | -0.1ポイント |
KDDI | 27.0% | -0.6ポイント |
ソフトバンク | 21.0% | -0.5ポイント |
楽天モバイル | 2.1% | +1.5ポイント |
※「電気通信サービスの契約数及びシェアに関する四半期データの公表」を元に作成。
KDDIは27.0%の業界シェアをとっており、利用者もかなり多いのが事実です。
また、前年比でみてもシェアはほとんど変わっていません。
このことから考えても、KDDIがすぐに倒産すると言うことは考えにくいです。
通信障害による損害賠償の可能性
一つだけ不確かな情報として、通信障害による損害賠償の可能性があります。
今回はKDDIに行政指導も入るようですから、仮にこの損害賠償の金額がとんでもない金額になったとしたら、KDDIも危ないかもしれません。
しかし、通信障害でかなりの被害を出したとは言え、それは1日〜2日のことですから、国としても業界2位企業を、そのことで倒産に追い込むことはしないのではないかなと考えています。
KDDIによる損害賠償については以下の記事にさらに詳しくまとめています。
https://havespi.jp/kdditsushinsyogai-higaisougaku/
通信障害によるKDDIの株価への影響は?

通信障害によるKDDIへの株価への影響はどうでしょうか。
株価への影響も、「そこまで大きくはないながらも、少なからず影響が出るのではないか」と考えています。
株価に大きく影響するのは、会社の業績ですが、今回の通信障害のことで、少なからず他の通信業者に乗り換えようかな…という人たちが一定数出てくると個人的には思います。
利用者が減れば、会社の業績にも影響がでますから、株価にも影響があると考えられます。
しかし、現在KDDIが提供しているサービスは、携帯の通信だけではなく、auPAYなどの電子決済もありますから、これまでの利用者が一気に減るということは考えにくいです。
株価への影響もそこまで大きくはでないのかなと思います。
KDDIの今後はどうなる?

KDDIの今後はどうなるのでしょうか。
総じて、そこまでの大きな変化はないのではないかと思います。
しかし、今回のことで少なからず離れていく人もいるはずですので、短期的に考えればKDDI側からも何かしら、その人たちを引き止める策を打つ必要がありそうですね。
何か大きなキャンペーンでも行われるのでしょうか。
本日予定されていた「三太郎の日」は延期になっていますから、これがいつになるのかというところも見どころですね。
また、長期的な目線で考えるのであれば、安定しているという強みを生かしながら、トップシェアの物を作っていくことが必要になりますね。
現状では、通信業でもドコモの2番手、電子決済でも楽天の2番手というイメージが強いですから、ここをひっくり返すか、他の新たな業界を開拓していく必要があるのかなと考えています。
KDDIの今後に対する世間の反応
KDDIの今後に対する世間の反応はどうでしょうか?
Twitterのでの書き込みを調査してみました。
倒産の可能性については、半々くらいという印象でした、
また、今回の件ですぐにでもauを解約するという意見は少数派で、解約しようか迷っているような書き込みが目立ちっていました。
まだ戻ってないの???www
ここで働いてる人達、転職活動も懸念しといた方がいいかもね。
倒産する可能性もある。KDDI通信障害、復旧後もつながりにくい状態続く。本格再開時間は別途告知(PHILE WEB)#Yahooニュースhttps://t.co/44CpeuMdE2
— Yukky (@Selenity0511) July 3, 2022
auは倒産しそうだよな…。
あまりに対処がよろしくないし、信用ガタ落ちだよこれ。
解約祭り起こってるし。
KDDI関係の会社に務めてるから怖いわ。
他の仕事探した方がいいな。
自分の身は自分で守らないとね。
#au— にゃんぱいあ (@utanyanpaia) July 3, 2022
携帯使えなくて不便だった🥺🥺
買い物行くにもpay pay使えないし、
持っててもしょうがないから、うちに置いてったよ
_| ̄|○
KDDIさん、今後はこんなことないように頼んまっせー
*\(^o^)/*— 神童朱雀 (@sdsuzaku) July 3, 2022
これ見るとやっぱりドコモだけがマトモな気がします🙁
au 解約しようかな🙄 https://t.co/BXs2apetzO
— 🇯🇵蘭 (Ran)🌸☘️ (@Ranchan2021) July 3, 2022
まとめ
今回は、通信障害の影響を受けてKDDIが倒産する可能性はあるのか?ということについてまとめてきました。
簡単にまとめると、KDDIが倒産する可能性は極めて低いが、損害賠償の金額次第と個人的には考えています。
また今回のことで一定数KDDI離れがあると思いますが、株価なども微減という形でそこまで大きな影響は出ないのではないかなと思いました。
他の通信業者でも今回のようなことは過去にありましたので、顧客の気持ちを繋ぎ止めて置けるかどうかは、正直今後のKDDIの対応次第かと思います。
KDDIの高橋誠社長に関する情報については以下の記事に詳しくまとめております。

また、今回の通信障害の原因に関する情報については、下記の記事をご覧ください。
https://havespi.jp/autsusinsyogai-geinin/
https://havespi.jp/kddi-setubisyougai/
今回も最後までご覧いただきありがとうございました。