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田中富広は嘘つき?記者会見での発言と元信者の証言との矛盾点が多い?

7月11日に記者会見を開いた旧統一教会の田中富広会長

記者会見では、「寄付金にノルマはなく、本人の意思に任せている」という内容の発言がありました。

しかし、その後元信者の方や山上徹也の叔父から証言が発表されたことにより、田中会長の発言との矛盾が生じています

今回の記事では、

  • 旧統一教会の田中富広会長の記者会見の内容・要約
  • 田中富広と元信者の証言に矛盾点?

といった内容をまとめていきます。

旧統一教会の田中富広の記者会見の内容・要約

https://www.livenan.com/archives/37847345.html

 

まずは7月11日に行われた田中富広会長の記者会見の内容を簡単にまとめていきます。

記者会見は1時間に及ぶ長丁場となりましたので、かなりたくさんのことが質問されていましたが、今回は下記3点のようなポイントが元信者の方からの証言との矛盾につながっていきます。

  • 寄付金・献金は本人の意思
  • 寄付金・献金にノルマはない
  • 山上家の破産は知っていたがそれ以上は要求していない

簡潔に解説していきます。

寄付金・献金は本人の意思

簡単にまとめると、献金の仕組みには色々な種類があるが、献金は信者の意思によって行われるということです。

金額についても、献金をする本人が決めるようです。

実際の記者会見の内容は以下です。

—— お母様の寄付金の件に関して。一般論として信者に対して多額の寄付を強いることはあるのか。寄付はどういった仕組みになっているのか。

献金と称されるものは、いろいろなものがございます。例えば月例献金、あるいは礼拝献金、あるいは献金されるときに、一緒に祈祷して捧げるときもございます。また無記名献金のようなものも、もちろんございます。 ご本人の意思で献金されていきますが、献金の額はご本人の心情に基づいていると受け止めております。

引用:https://www.businessinsider.jp/post-256503

寄付金・献金にノルマはない

寄付金のノルマはないと明確に語られておりました。

高額献金も信者本人の意思無くしては行われないとのことです。

実際の記者会見の内容は以下です。

—— ご本人が決めるということで、ノルマがあるわけではないという理解でいいか。例えば一人で何千万も高額献金される方もいるのか。

高額で献金されてきた方々は、かつてもいらっしゃいます。本人の意思なくしては、高額献金も出ません。私達は感謝してその志を受け止めております。ご本人に対するノルマという扱い方はしておりません。

引用:https://www.businessinsider.jp/post-256503

山上家の破産は知っていたがそれ以上は要求していない

山上家の破産について、協会側は事実を把握をしていたようです。

破産後の献金の要求については、記録は残っていないということですが、一般的に破産したという事実を知っていればそれ以上の献金を要求することはないということです。

実際の記者会見の内容は以下です。

—— 一般論になるかもしれないが、破産したことを知った上で、月例であったりさまざまな献金を求める、あるいは励行することはあり得るか?

破綻していると知っていた立場であれば、献金を願う・要求するということはありませんし、そのような指導はしておりません。

(中略)

—— 奈良家庭教会からも破産していたが、献金を要求していないという報告を受けているのか。

破綻された方のご家庭が破綻された諸事情は、私どもも把握しておりません。現場に問い合わせても、当時のことをわかってる方もおらず、把握しきれてないのが現状です。

ただ破綻されていたということは知っております。その後、献金を要求したかどうかという事実は、記録上一切残っておりません。 今、奈良教会と言われましたが、教会を特定すると、教会員たちの身の安全も含めて、危惧するところが多く、警察発表もないので、私どもも教会を限定して述べないようにしたい。 そのことはご理解ください。

引用:https://www.businessinsider.jp/post-256503

田中富広と元信者の証言に矛盾点?

https://news.yahoo.co.jp/articles/b31604ba4751690605bc60d41e61b6c20e558f06

 

それでは実際に田中富広会長の会見内容と元信者の方や山上徹也の叔父からの証言との矛盾が生じている箇所をまとめていきます

簡単にまとめると、以下の点で矛盾が生じています。

  • 献金ノルマはあった
  • 破産後も山上徹也の母は献金を続けている
  • 献金以外にも壺・聖書などを強制的に売りつけている

それぞれ詳しく解説していきます。

献金ノルマはあった

田中富広会長は献金ノルマはないと明確に発言しておりました。

しかし、元信者の方からの証言では以下のように発言されております。

40代の元信者女性も同席。家庭連合側が信者の献金について「ノルマはない」などと説明したことについて「うそばっかり言っている。血圧の上がる思いだった」と話した。

引用:https://onl.tw/6mtyvFz

統一教会の内部資料も公開されており、「61億Kが必要」と書かれていたようです。

Kというのは、献金を表す隠語で、61億円の献金が必要という意味ですね。

こうやって数字で設定しているとなれば、営業ノルマのような気がしてならないですし、わざわざ隠語を使っているもの非常に怪しさを感じてしまいます。

破産後も山上徹也の母は献金を続けている

田中富広会長は、破産後はそれ以上を要求することはないと会見で話していましたが、実際には山上徹也の母親は破産後も献金を続けていたようです。

山上徹也の叔父の証言によると、母親からの献金が2009年以降も行われていることがわかります。

「(山上容疑者は)そりゃあ、統一教会憎しになりますよ。(寄付として家から)持って行かれてしまったのが、1億数千万円はある。私はね、(山上容疑者ら)3人の甥と姪の依頼で統一教会から5千万円を2009年に取り返したんですよ。その時の和解書もある。でも、取り返した金を母親がまた寄付してしまうんです」

引用:https://onl.tw/RrhYEVY

山上徹也の母親が破産されているのは、田中富広会長自身が会見で2002年だとおっしゃっていましたから、この点は完全に矛盾していますね。

献金以外にも壺・聖書などを強制的に売りつけている

https://onl.tw/pqeaeYp

 

田中富広会長の会見では、本人の意思に基づいて献金が行われると語られていましたが、実際には、高額な壺や聖書を売りつけるケースが多数あったようです。

上記画像は実際に旧統一教会信者が買わされたものです。

このような壺を勧められる際にも「あなたが(先祖を)救わなければ」などという言葉をかけられるようです。

これではもはや営業だなとも感じてしまいますが、実際に弁護士や消費者センターが受けた旧統一教会に関する被害総額は直近5年で54億円にもなるそうです。

自分の意思に反して買わされたと感じた時しか、消費者センターへの相談は発生しないはずですから、この点は田中会長の発言と矛盾していますね。

まとめ

今回は、旧統一教会の田中富広会長の記者会見内容で次々と矛盾が生じていることに関して記事をまとめてきました。

献金ノルマや献金の強制、山上徹夜の母親に対しての破産後の献金の要求について、矛盾が生じていることがわかりました。

今後も調査の中で、山上徹也の動機について解明されていくかと思いますが、こういった宗教関係の多額の寄付金については規制がされてのもいいのではないかと感じました。

田中富広会長への世間からの反応は以下の記事に詳しくまとめていますので、合わせてご覧ください。

https://havespi.jp/tanakatomihiro-sekennohannou/

今回の記事は以上です。

最後までご覧いただきありがとうございました。